梨とリンゴ

ニューヨークとっとり応援ブログ!

2023-01-01から1年間の記事一覧

今月の一枚 April 2023

欄 花には知性があるんじゃね? と思わせられる 近くに住んでいながら行った事がない場所っていうのが誰にでもあると思う。僕にとってその一つがニューヨークのブロンクス地区にあるニューヨークボタニカルガーデン(植物園)であった。自分の意思で自発的に…

オモイという想念を表現する

無常というのはこの宇宙にある全ての存在に対する実体である生滅流転を表現した言葉である。太陽の下の昼間、月の支配する夜、季節の変化があり歳月は流れ、創造と破壊を繰り返す。宇宙の掴み所は常動であり静止は存在しない。では、その実体を表示する為の…

TOMOYUKI HIRAI ニューヨーク個展

作品:浮遊するオモイ 神がかりな筆のタッチ 鳥取住在の抽象油絵画家、平井知行氏の個展「その奥にある想い」がニューヨークのソーホー(SOHO)のアートスタジオで開催されています。先週の夕方に開催されたレセプションに足を運び展示作品を鑑賞させて頂きま…

春はあけぼの

平安時代の女流作家、清少納言の枕の草子にある「春はあけぼの」の書き出しは、時代を超えて日本から遠く離れたニューヨークの春の日の出の美しさを謳っている。千年昔の季節の美に対する捉え方が現在も同じだとする価値観は、大自然が演じる美とは、くりか…

今月の一枚 March 2023

冬の伯耆大山の英姿 (大山町住在の方撮影) 僕が十代の頃、大山には随分とお世話になった。高校時代最初のゴールデンウィークに大山滝をぬけて石だらけの河原でキャンプし、らくだの背と呼ばれる大山の尾根を縦走したのを覚えている。残雪が眩しく顔が真っ…

春を迎える森は赤く燃える

夏時間が始まり、WBCは日本が優勝を飾った! 春を迎える変化の節目に花粉がある。葉を落とした冬の森の木々の生命エネルギーが高まるこの季節、森は一瞬真っ赤に燃える。 職場の建物の裏側に大きな手付かずの森があり高木の樫や楓の広葉樹が茂っている。葉を…

ふ る さ と

名曲、故郷(ふるさと)は今日も歌われている。作詞は長野県出身の高野達之氏。作曲が鳥取市出身の岡野貞一(おかのていいち)氏である。鳥取市の久松公園の入り口にふるさとの歌詞が彫られた歌碑は彼を記念したものである。 今日は3月11日、東日本大震災…

今月の一枚 February 2023

冬の ジョージ ワシントン ブリッジ ハドソン川に掛かるニューヨーク洲とニュージャージー州を結ぶ ジョージ ワシントン ブリッジは1931年に開通した長さ約1.5キロの鉄構造の吊橋。世界で最も一日の交通量が多く橋は2段構造で14本のレーンが走っており、日夜…

冬のロングビーチ ラン

2月のロングビーチNYアウトオブシーズン ニューヨークの街の東側に位置するロングアイランドは東西の長さが鳥取市から米子市を往復する距離に近い190キロ。島の北側の内海の先にはニューイングランド地方が並び、そして、島の南側には広大な大西洋が展開…

とっとり弁

もぎ取られる事なく冬を越す鳥取の柿、野鳥の好き餌となるのだろうか? 長く鳥取に住んでいる人で自分はとっとり弁を使って喋っていると意識する人はまずいない。故郷を離れ東京にやって来ると、自分が普段使っている表現が周りと比較して異なっている事にも…

妖怪アカバラ

2月6日の未明にトルコ、シリアで起こった地震の被害が時間の経過と共に拡大しています。亡くなられた方々の御冥福に手を合わせ、被害に遭われて生活を失った多くの方々に御見舞い申し上げます。 トルコ北西部のプルサの街の上空に現れたレンズ雲 大地震の知…

コスタリカン珈琲

コスタリカからのお土産 中米のコスタリカに3週間程里帰りした友達がお土産として自国コスタリカ産のコーヒー豆を買ってきてくれた。出発前にさりげなく、自慢のコーヒーがあったら買って来てくれ!と言ったのを覚えていたが、まさか本当に買って来てくれる…

二十世紀とロイヤルリベラ

鳥取を代表する果物は梨、その中でも二十世紀梨はよく知られている。我々が知っている日本梨というのはリンゴの様に丸く甘くジューシーで食感がサクサクした果物である。しかし、アメリカニューヨークからみると梨はだるまの様な形をしたものであり食感も違…

今月の一枚 January 2023

鳥取砂丘の砂柱 冬の鳥取砂丘の光景。日本海の冷たい冬の雨と風によって描かれた立体的な砂模様はどこか遠い砂漠の荒野を彷徨っているかの様な光景’。砂柱を蹴りながら歩きを進めるとスニーカーの中はいつの間にか侵入した砂で一杯になる。崩れた砂柱は時間…

ハドソン川の奇跡

会社と自宅を往復するいつもの忙しい毎日であった。当日は夕方の5時にマンハッタンの事務所を出て帰宅の為にハドソン川に面したフェリーターミナルに向かうバスを待っていた。いつもなら5分間隔でやって来るバスが来ないので歩き出した。結局その日は歩きで…

月のうさぎとおじいさん

明け方の満月 今年はうさぎ年、新年を迎えて今日が最初の満月の日。今朝はステアリングを握りながら光明に薄れ消えてゆく月を眺めていた。神秘性を秘めたロマンチックな明け方の光景。駐車場にクルマを停めて歩き出した。空は青くなりつつあったが白い月は浮…

鳥取のむかし話

子どものための 鳥取の伝説 野津龍 本と縁。ふらっと立ち寄った書店であなたが手にした本、そのページをなにげなくめくっているとそこに書かれた一文が目に留まり、その文章の一言が今まさに自分が捜し求めていた課題に対する問題解決の糸口になるヒントであ…

Happy New Year!

日の丸、ある日の日本の御正月の初詣の途中に 新年あけましておめでとうございます。 自分が育った鳥取県は山に囲まれた土地である故に、地平線から昇る太陽に遭遇する事はなかったような気がする、覚えていない。空に有る太陽を認識するのは辺りが明るくな…