梨とリンゴ

ニューヨークとっとり応援ブログ!

ふ る さ と

 名曲、故郷(ふるさと)は今日も歌われている。作詞は長野県出身の高野達之氏。作曲が鳥取市出身の岡野貞一(おかのていいち)氏である。鳥取市久松公園の入り口にふるさとの歌詞が彫られた歌碑は彼を記念したものである。

 今日は3月11日、東日本大震災が起こってから12年目を迎えた。いつの時代に認定されたのか定かではないが、この故郷の歌は東日本大震災の応援歌とされている。この歌は今も未来も日本人の心の中で生き続ける、それは誰もが例外なく故郷を持っているからである。

故郷 絵:TAKASHI

 世の中には、僕は東京のど真ん中で生まれ育ちました、私の故郷は大都会ニューヨークです。とする人々は沢山おられ、そこには綺麗な小川や野兎の跳ねる山裾も無い。だからこの詩とメロディは該当しない!とする当事者でさえ何故か懐かしさや想い深い感覚を感じるのは、この世に生きる人間の全てがこの世に生まれ出たという事で、故郷を離れている立場にあるからである。つまり、誰もが魂の故郷を心の内面の深層に仕舞っているのである。故郷の歌を口ずさむと魂に共鳴する。時々故郷の歌を口ずさんで自分が何処から来たのかを思うのがいい。

 大災害で犠牲になり故郷に還られた方々に平安がありますように、(拝)