梨とリンゴ

ニューヨークとっとり応援ブログ!

日本の推計人口の移行に思う

Leszek Skurski の作品、NewYork VOLTA より


 日本の総務省が22年の10月に公表した日本の人口推計の結果を観ると、過去16年間連続して日本の人口は減少を続けている。日本の総人口は12495万人で前年に比べて55万6千人の減少。将来の見解では半世紀先の2070年頃には日本の総人口の予測は8700万人となる。現在の鳥取県の総人口は55万人台、即ち昨年は鳥取県一つが生滅した数字であった。これだけを聞くと衝撃的である。同時に人口の増加減少の都道府県の統計から人口は大都市に集まる傾向にある様子。日本の人口形態は人々が都会に流れて行き都市と地方の人口格差は拡大し、この流れは今後も続きそうである。

 漫画的に表現すると、大都会は巨大な怪物!その怪物が生きてゆく為には大量の餌(エネルギー)が継続的に必要となる。その餌を地方から経済や文化という向上欲を掲げ若者を集め続け消化してゆく。大食の怪物は食べても食べても箸を置く事は無い、満足という事を知らない厄介な性格をしているが応援されている。我々鳥取県民は怪物を意識し、現実では怪物の足の小指の爪の先の一つの細胞を生成していたとしても、常にアイデンティティ鳥取県出身という誇り)を保持してゆきたい。予想や予言は多くの場合人間の意志が存在するので当たらない事が多いのだが、統計学という采配には覚悟が要求される。