環境省の全国星空継続観察が1988年から2012年まで実施された全国星空調査において ”星の見えやすさ” で何度も日本一に輝いた実績から2005年より鳥取県は別名星取県と呼ぶようになりました。夜空の星が綺麗に良く見える条件として、空気が綺麗で近くに人工光がない事があげられます。鳥取県では県内の市町村どこからでも星空が美しく見えるのは人口が少ない事の恵みでしょうか。鳥取に帰省する機会があれば見事な星空を観る事を一つの楽しみとして保持しておきたいと思います。
昔、アメリカの砂漠の中で野営をした夜中、満天の天の川の世界に浸って溺れかけたことがある。真夜中に外に寝転がって夜空を眺め続けていると、感覚的に上下が分らなくなり宇宙の空間を漂う意識の切れ端となったのを思い出す。その時になぜか、強い懐かしさがこみ上げてきたのを覚えている。以来、満天の夜空に包まれると自然と懐かしさを感じる。星が、宇宙の運河が綺麗に見える夜の環境は心に深い癒しを与えてくれるという感覚は、多くの人々が今後理解する気付きとなると思っている。星空と我、宇宙は意外と近くにあるものなのだ。
