梨とリンゴ

ニューヨークとっとり応援ブログ!

今月の一枚 June 2023

マウントマンスフィールド、VTの頂上からグリーンマウンテンの眺め

 バーモント州の最高峰マウント.マンスフィ―ルド(標高1340m)は鳥取県民からすると決して標高の高い山ではない。鳥取県の誇る大山の標高は1709mであり、県内で二番目に高い氷ノ山は1510mである。それに劣る標高であるが県内にある山々とは異なる特徴がみられる。山の頂上付近は低木の針葉樹に覆われたツンドラ地帯が広がっている。山の尾根は大きな花崗岩で覆われ可愛い高山植物が散見される。大山の険しい尾根、氷ノ山の笹に覆われた山頂と異なるのは、厳しい冬の寒さと目下に広がるシャンプレーン湖から吹き上がる風により穏やかな木々の生長が許されていないからだ。

 頂上に立つと北にはカナダのケベック州が隣接し、東にはニューハンプシャーのより標高の高い山々が連なる。西にはニューヨーク洲の広大なアディロンダックの山脈と大自然が展開し、南の展望はバーモント州の絵に描いた様なグリーンマウンテンが背を並べている。山登りにもほどほどちょうどいい標高や運動量があるとすれば、ここマンスフィールドの尾根の縦走はその的を得たど真ん中のストライクである。