梨とリンゴ

ニューヨークとっとり応援ブログ!

ニューヨークの街に黄泉の世界がやってきた   

黄泉の国の太陽 

 カナダの最東にあるノバスコシア地方で発生している森林火災で、大量の灰色の煙が上空に舞いあがり気流に流され1000キロ以上の旅をして南下。今週は大都市ニューヨークとその周辺地域を覆った。煙が停滞したその光景は薄く黄色がかり黄泉の世界を彷彿させる雰囲気に包まれた。頭上には太陽が輝いているが、光が十分に地に届かない故に太陽がいらだっている様に感じる。屋外での運動に注意が喚起され、スポーツイベントがキャンセルになり、学校は休校となった。こういった現象を数日間経験した事によって、青空の下で過ごす事の有り難さを思い知った。人の持つ感情の変化の様に曇りの日もあれば大雨の時もある、そして必ず青空はめぐってくる。それがあたり前だと思っているが、実はあたり前ではなかった。煙のおかげで、空の太陽と青空に更に嬉しさを感じられるようになれた。